初めてのタイ釣り遠征 準備編2~タイ遠征用のタックル購入~

ピラルク釣りタックル

 

初めてのタイ釣り遠征 準備編1~宿と移動手段について5時間考えた~

うん、考えた考えた。結局は全てが妄想にすぎないし実際に現地に行ったことがないから何も分からない。経験としてぼったくりタクシーにも一度は乗ってその手口を見てみたいとも思っている。知識ゼロの状態でいろいろ調べてなんとか決まったホテルと移動手段。現状これ以上考えても意味がないのであとは行ってみて臨機応変にやっていこう。

本日はタックルについて考えてみる。狙う魚はピラルクー。どう考えてもそれなりのタックルが必要になりそう。ただ全く何を買っていいのか、どんな竿があるのかすら分からないので、すでにタイ遠征を楽しんでおられる人達のブログを探してとにかく読みあさりました。で、まずはライン。PE6号・リーダーは80lbぐらいを目安にしようと思う。となるとそれに適したロッドが必要になる。僕なりに欲しくなったのが以下4本。

  1. スミス(SMITH LTD)マグナムハスキーKOZ MH-72XH
  2. ツララ(Tulala)エルホリゾンテ 78
  3. ジェットスロー×ツララ ジェットセッター 63C
  4. ゼナック(zenaq)Expedition EP76B

はっきり言ってどれも素晴らしいロッドなんだと思う。WEBサイトを隅々まで読んでいるとそれぞれのメーカーのこだわりがひしひしと伝わってくる。対怪魚用のロッドなので強度は問題なさそう。じゃあこの中からどうやって1本に絞ろうか。絞れない・・・。決して安い買い物ではないし、お店で実際に手に取って触ってみてから購入できるようなものでもない。どれも基本的には受注生産とか次回のリリースは〇月です、みたいな感じ。アマゾンで気軽に買えるような代物ではない。悩む。でもこの時間が実は一番楽しかったりする。

マグナムハスキーKOZ MH-72XH

マグナムハスキーKOZ MH-72XH

タイにピラルクーを釣りに行くことなんて年に何度もあるわけじゃないので、(たぶん・・ね)日本での釣りにも使える竿を選ぶというのも1つの選択肢。例えば今年は一度もやらなかった雷魚釣りだけど、これを期に本格的にやってみるのも面白いと思う。PEラインで8-12号を推奨しているだけあってかなり強いロッドなんだろうなと思います。

それにこのマグナムハスキーは、あのビックフィッシュハンター大久保さんが「モンスター級専用」と銘打ってプロデュースしているということもあり、とても信頼できそうです。以前たまたま大久保さんとGT釣りをご一緒させていただいたことがあるんだけど、魚強を釣ることへのこだわりというか信念というか、とにかくその「本気」をこの目で見たことがあるだけに、何も分からない僕にとっては大久保さんのロッドだから大丈夫!って思える部分が大きい。

唯一のデメリットとしてはグリップ部分で脱着式とは言え仕舞い寸法が168㎝となり、僕が使ってるバズーカでそのサイズに合わせようとすると飛行機で預けられる荷物のサイズ(縦・横・高さの3辺の合計203㎝まで)を超えてしまい、片道10,000円~20,000円の超過料金を取られること。海外遠征にバズーカは邪魔臭い。さらに釣り場までの移動にもその長さがネックとなる。現地のガイドを付ければ送迎も問題ないと思うけど乗用車タイプのタクシーやレンタカーではちょっと乗らないだろう・・・。

エルホリゾンテ 78

エルホリゾンテ78

今回タイ遠征でピラルクーを釣るぞってことでいろいろ調べていくうちにツララというメーカーを始めて知った。ブラックバス用のロッドなども販売されているようで、なぜ今まで知らなかったのか・・・。WEBサイトを閲覧していると釣り業界によく見られる「魚より人を釣るための試行錯誤」とは全く違うものを感じた。本当に魚を釣るための試行錯誤の末開発されたような印象。実際に怪魚を狙っている人のブログをいくつか拝見させていただくと、このツララというメーカーはごくごく当たり前に使用されている。僕が無知なだけでした。

エルホリゾンテ78はモンゴルのタイメンイトウやモンスタークラスのブラウンなどを視野に開発されたロッドなのでピラルクーにはちょうどいいのかなとも思う。ただ、1点ネックなのが7’8″という長さ。このサイズのベイトロッドを握ったことがないのでイメージが沸かない。丸一日ルアーをキャストし続けても疲れないだろうか?マグナムハスキー同様に持ち運びに不便なところもネックだ。

ジェットセッター 63C

ジェットセッター 63C

俄然インパクトのあるジェットセッター 63C。4ピース仕様でコンパクトに持ち運びできる点においてはだんとつでコレが買い。仕舞い寸法は約50㎝!飛行機では手荷物として機内に持ち込めるサイズやん。これは他に無い魅力。やっぱり飛行機乗ったり歩いたりしなければいけない遠征時には携帯性能って大事だと思います。デザインもかっこいいしコレにしようかな。

ただ少し気になるのはルアーの飛距離。6’3″という短めのXHクラスのロッドを持ったことがないのでこれまたイメージが沸かない。今回僕が行く釣り場はタイの釣り掘なんだけど、やはりこのようなキャスト時に障害物が一切無い釣り場では飛距離が出たほうが釣果に繋がりやすいのかなぁとか思ったり。周りが障害物だらけでキャストが容易ではない釣り場だとこれぐらいの長さが好ましいのかもしれないが。もしこの竿が7フィートあったら絶対これにしてたと思う。

エクスペディション EP76B

エクスペディション EP76B

結局僕が購入したのはこちら。ゼナック社のエクスペディションEP76B。その理由はまず第一に3ピースロッドであること。先ほどのジェットセッターに比べて仕舞い寸法は長いけどそれでも90㎝。飛行機で手荷物として機内に持ち込むことはできないにしても、預ける際に超過料金が取られないしタクシーやレンタカーでの移動にも重宝しそう。バイクでだって持ち運びできるサイズ。遠征にでっかいバズーカを持って行かなくて済む。

それでいて対象魚はターポン、ナイルパーチ、ゴライアスタイガー、ピラルク、ナマズ類等。ジョイント部分の強度が気にはなりますが、メーカーによる半永久保証の自信。なんかSNAP-ONみたいでかっこいいやん。7’6″という長さもだだっ広いおかっぱりには丁度いいんじゃないかなと。かなり遠投できそうです。これなら日本での雷魚釣りにも使えそうだし。今の僕が求めていたドンピシャのロッドがこちらになります。

いろいろ悩んだけど、やはり3ピースでコンパクトに収納できるという点。そしてPEライン3~6号を基準としてモンスタークラスの魚を対象に拘って作られている点が決め手となりました。嫁の分も買わなければいけないので計2本の買い物。夫婦で釣りをしているとなんでも2倍金がかかる代わりに釣りが5倍楽しくなります。

即行動に移さないとまた心変わりしてしまいそうだったので、すぐさまゼナック社のホームページから電話で在庫確認。電話の対応はめちゃくちゃ丁寧な女性。こういうところも結構大事ですよね。嫁用にはワンサイズ短いEP73Bでもいいかなとも思っていたので一応EP73BとEP76Bの在庫確認をお願いしました。するとEP73Bは在庫が無く次の販売が11月下旬になるとのこと。遠征に間に合わない。EP76Bは在庫が数本残っていたのでそのまま2本注文。指定の銀行口座に代金を振り込んで待つこと2日で到着。送料無料で送ってくれた。

エクスペディションEP76B

エクスペディションEP76B

 

当たり前だけど本当に3ピースでコンパクト。

エクスペディションEP76B

リールはアブガルシアのREVO ビッグシューター

リールはそれほど悩まなかった。とにかく太いPEラインをたくさん巻ければそれでいい。ということで特に比較検討することなくアブガルシアのビッグシューターを購入。PE6号(バークレイのトレーサーブレイド)なら150m程度巻ける大きなリールです。バス釣りにはちょっと大きすぎる感がある。

Abu Garcia(アブ・ガルシア) REVO BIGSHOOTER

ビッグシューター

 

基本的に僕はクランクやスピナーベイトなどの巻きの釣りには右ハンドルを使う。嫁はどんなときも左ハンドル派。よって全く同じリールの右ハンドルと左ハンドルを1つずつ購入。

ビッグシューター

ピラルク釣りタックル

 

こいつにPE8号を巻き、リーダーには100~130LBを使おうと思っていますがちょっとやりすぎかも。ピラルクーはまだしもバラマンディーとかはもう少し細くてもいいのかな。ただ実際に投げてみないと分からない。念のためもう少し細めのラインも持参していくか、現地で購入しようと思う。とにかくドラグずるずるにしてのファイトというよりはバッチバチにやりたいという気持ちが強い。

そしてこんなアイテムを購入してみた。カツイチ(KATSUICHI)鯰リーダー WL-05 15cm。いろいろ調べたところ、バラマンディーとのファイトではリーダーがボロボロにされてラインブレイクしてしまうことが多々あるらしい。そこでこういったワイヤーをかましておけば安心とのこと。何も分からないのでとりあえず先輩の言う事を聞いとこう。

鯰リーダー

 

ここまでいろいろとタックル揃えたけど全部妄想の世界で考えたことだから当然現地で気付くこともあると思う。まぁその時はその時。とにかくこれで今回のタイ遠征のタックルが揃った。次回は竿を持ち運ぶためのロッドケースを作ってみよう。

初めてのタイ釣り遠征 準備編3~塩ビ管でロッドケースを自作する~ に続く。

 

追記 2015年12月16日

実際にタイでの釣りを終え、ピラルクやチャドー、メコンオオナマズなど様々な魚を釣ってみて思ったのは、ゼナックのEP76Bはちょっと強すぎるかなぁ~って感じです。海外の怪魚と言えば!っていう勝手なイメージで購入したタックルでしたが、強度的には日本で使っているバス釣り用のタックルで十分な感じ。

まぁ、飛行機での受託手荷物の超過料金がかかるのは嫌なので1ピースロッドは持っていきたくないんだけど・・・。詳しくはこちらで→タイでピラルクやバラマンディーを狙うタックルについての質問

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この記事の著者

kazushi釣りと生き物をこよなく愛するWEBデザイナー

釣りと焼酎が好きなWEBデザイナー。夜な夜な真っ暗な部屋で水槽を眺めながら呑んでいます。最近のマイブームはハンドメイドルアー制作。琵琶湖のほとりでひっそりとWEB制作事務所を営んでいます。

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