岩魚の事を全く分かっていなかった。
まず日本には以下2種類のイワナがいるらしい。
- 体の側面に赤い斑点を持つオショロコマ
- 体の側面に白い斑点を持つアメマス
いつも僕が釣っている"岩魚"と呼んでいた魚は、正式にはアメマスだったということを初めて知った。
かと言ってアメマスのことを「アメマス」と呼ぶ人は少ない。
アメマスもオショロコマも含めてイワナ属の魚の総称で「イワナ」と呼ぶ。
ある日著者がイワナの赤い斑点と白い斑点に疑問を抱いたのがきっかけで始まる大研究。
舞台は北海道。
古いタイプのイワナであるオショロコマと、新しいタイプのイワナであるアメマス。
同じ川で2種類のイワナが同時に見られることは稀で、これまで互いに存続を懸て戦ってきた。
結果、北海道ではオショロコマがアメマスによって駆逐されつつあるのではないか?としている。
実際に渓流を釣り歩き、オショロコマとアメマスという2種類のイワナの謎を解き明かしていく様は、
大人の自由研究という感じでとても面白かった。
ちなみにこの本は1984年(ちょうど僕が産まれた年)に出版されている。
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