まだ2回しか行ったことがないので分からないことだらけ。でもはっきりしたのはAmazonBKKのピラルクをハードルアーで釣るのはかなり難しいということ。勝手なイメージではビッグベイトにばこばこバイトしてくるんだろうなと思っていたけど、実際にはそんなことは無く、朝と夕方に1回ずつある餌やりタイム絡みの釣り方でないと口を使わない。さらにビッグベイトよりも比較的小さめなスイムベイトが良いらしい。盗み聞きというか、近くだったのでたまたま聞こえてしまったんだけど、現地のガイドさんがこんなことを言っていた。
「AmazonBKKのピラルクはあくまで飼われている魚なので野生と違ってルアーを追いかけてまで食うことはない。たまたま目の前を通った時か、餌やりのタイミングでしか食わない」
実際、丸二日間ギリング(ギル型のジョイントベイト)を投げ続けた結果、餌やりのタイミング以外でのバイトは1回だけだった。ただそんな厳しい状況でもその釣り場に合わせた”釣れる釣り方”があるのはどこも一緒らしい。餌やりタイムとは関係なくピラルクを3匹ほど釣っていた現地人がいたので釣り方を観察していると、どうやら大きな毛ばり(フライ)を放置している様子。そんな大きな毛ばりを日本で売っているのは見たことがないってぐらい大きな毛ばりだった。次にAmazonBKKに行くときには絶対に持っていこうと思っていたのでネットで検索してみるも見つからない。唯一ヤフオクで自作した大きなフライを売っている人がいたけど、現地人が使っていたフライとはデザインがかけ離れていたので釣れるかどうか微妙な感じ・・・。
売ってないなら作るしかない。さっそく釣具屋さんで毛ばり作りに必要な最低限の道具を揃えた。購入したのはDECOYの太軸針と鳥の羽。まさか鳥の羽をお金で買うなんて夢にも思わなかった。しかも意外と高い・・・。
毛ばりを巻く際に必要な道具(針を固定する専用の道具やなんか)はすでに家にあるもので代用。GoProのクランプ式マウントにプライヤーを固定し、輪ゴムで締め付けるというやり方。糸も裁縫用で十分でしょ。
針が大きいのでそれほど細かい作業は必要なかった。適当に下糸を巻いて、
鳥の羽を巻いていく。
AmazonBKKでピラルクを釣っていた人の毛ばりは遠目だったのではっきりとは見えていないんだけど、たしか色が真っ黒だった。たぶん餌やりタイムにばら撒かれる小魚の死体(もしくは瀕死の状態)を意識しているんじゃないか。こういうことを始めると余計なことをしたくなる性格でして少しだけ青い羽を使ってみた。全体的に大雑把ではあるもなんとかいい感じに仕上がったと思う。
果たしてピラルクにはこれが魚の死体に見えるのだろうか。とりあえず3個作成。ヘビキャロとかで使ってみよう。放置の釣りは釣れなかったら1時間ほどで心折れると思うけど、根気強くやってみたいと思います。
ちなみに毛ばりを巻く時に参考にした動画。センスとアイデア次第で夢が膨む。フライの世界も奥が深そう。ヨダレが出ますわ。
ブログランキング応援していただけると嬉しいです↓