先日のバリ島旅行があったからこそ、とても共感できた。
チャプター3のテーマとなっている「フィールドワーク」について、なるほどと思った。
と言うのも、先日体験した初めての海外旅行があったからこそなのかもしれないのだけど、
テレビなどで映像として見るバリ島と、実際に現地で感じたものとは全く違った。
正に著者の言う「あるく、みる、きく」がいかに特別なことかが分かる。
たまたま僕は日本という国の岐阜県各務原市に生まれた。
27歳になるまで、僕は岐阜県各務原市の実家から、せいぜい半径100km以内にとどまっていた。
つい最近までは"それ"が僕の世界だった。
世界のどこかで争いが起きていようと、アフリカで多くの人が飢餓に苦しんでいようと、
僕は岐阜県各務原市で生きていた。
その生活が当たり前で、何を考えるにしても"それ"が基準になっていた。
言い方を変えれば、その世界しか知らなかった。
それがバリ島へ実際に行って、現地を自分の足で歩き、見て、音を聞いて、
自分の身体で異国の文化を感じたことによって、僕の世界観は変わった。
帰国後、今まで当たり前だと思ってきたことが、なんて恵まれてるんだと思ったり、
次はキレイな海の近く(沖縄辺り)に引っ越して、
毎日海に潜って魚を見れたらいいなとか考えるようになった。
最終日のシーウォークの日、お父さんの手伝いとして船にのる小さな子供を今でも忘れない。
彼は真っ黒に日焼けした顔から真っ白の歯を出して大きく笑い、浮き輪も付けずに海に飛び込んだ。
5mほどの深さがあるにもかかわらず海底まで見える透き通った海で毎日泳いで暮らしてりゃ、
そりゃあんな満面の笑顔になるわなと、本当に羨ましくなった。
あの旅行以来、物事を考える基準が変わったのが自分で凄く分かる。
著者の言う通り、新しいアイデアを生むには、自分の世界を広げなければならないなと本気で思った。
もしこの本を読むのが、旅行へ行く前だったとしたら、
「あるく、みる、きく」が大事って言われても、「へぇ~、そんなもんかね」としか感じなかったと思う。
ここまで読んだ人の中で「へぇ~、そんなもんかね」と思っていた人は、
たぶん海外に行ったことない人じゃないですか?
これからも斬新なアイデアを産む続けるためにも、新たな経験をし続けていこうと思います。
例えば今までバス釣りしか知らない僕は、広大な海にはもっと大きな魚がいることぐらい知ってるけど、
たんなる情報を知ってるのと実際にデカイ魚を釣るのとでは絶対に見える世界が違う!
だからオレは誰がなんと言おうと今年はGT釣りをやってみる!
と言って嫁を言いくるめ、今年4月下旬、沖縄へ行きGTゲームを体験することにしました。
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自然が相手とはいえ、けっこうリアルに金かかるんで坊主だけは避けたいとこです。
まさかのオチに思わずニヤリ。