あの時・・・あっちの選択をしていたら人生はどう変わっただろう。
ジャケ買いした。
モデルの女性が美人だからでなく、この表情がなんとも言えず思わず手が伸びた。
ある日突然、主人公の朗美(28)の意識が10年前の高校生時代にタイムスリップしてしまう。
10年前にいられる時間は3ヶ月。
体は高校生だけど頭は28歳のまま。
ただ、名探偵コナンのように現代で体だけ縮むって話じゃなくて、
18歳(過去)のみんなと28歳(現在)のみんながいるという、
コナンくんとドラえもんが合わさったみたいな、ちょっとややこしい話。
あんなに嫌だった高校生活や家族との繋がりが、意識が変わるだけでこんなにも違って見えるなんて。
体は高校生でも意識は28歳なので、周りのみんながガキにみえる。
先生でさえも自分よりも年下。(その先生は10年後の世界では親友になってるんだけど)
「あの時・・・どうして〇〇を選んだんだろう」という出来事のやり直しをすることによって、
高校生活や同級生との関わり方がガラッと変わったものになってしまう。
そして不覚にも朗美と父親とのやりとりにはうるっときてしまった。
まだまだ幼い18歳。
当時の意識では理解できなかった父親の愛。
10年後の28歳の朗美には理解できた。
「あの時・・・どうして〇〇を選んだんだろう」という後悔は誰にでもある。
特に僕の場合はその気持ちが人一倍強いかもしれない。
人生は選択の連続。
あの時あっちを選んでいたら人生は別のものになっていたかもしれない。
選択一つで、僕は医者になっていたかもしれない、プロスポーツ選手になっていたかもしれない。
その時その時の自分自身が選択した道を歩んだ結果として、今の自分は存在している。
ただ、過去に戻れる人はいない。
もう一度あの時に戻って人生をやり直すことはできない。
僕の好きな言葉に、「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」というものがある。
これからの自分の道を選択できるのは自分しかいない。
逆に言えば、人は皆、自分と未来を選択ひとつで変えることができる。
当時22歳、ろくでなしに体が生えたような僕をそういって受け入れてくれた前の会社の社長には、
言葉では言い表すことができないぐらい本当に感謝しています。
22歳までは後悔の連続だったけど、その話を聞いてからの6年間は一度も後悔していません。
今の僕があるのは本当にあなたのおかげです。
選択が未来を変えていく。
「やるか?やめるか?どっちを選んでもいいぞ、グァコ。」
もちろんこれからも、勇気がいるほうを選択する。
P.S. アマゾンのレビューを見て気付いたんだけど、カバーの裏表紙が全てを物語っています。
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