2022―これから10年、活躍できる人の条件

2022―これから10年、活躍できる人の条件

 

低評価が目立ちますが・・・。

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

2022―これから10年、活躍できる人の条件

 

まず、一番興味を惹かれたのが「歴史は70年周期で巡る」という主張。

明治維新、太平洋戦争の敗戦、社会体制の大革命も70年おきに起きている、と。

だからあと数年で次の70年目がやってくる、と。

あと数年でこれまでの常識が非常識になってしまうぐらいの変化が起こる、と。

70年という数字は置いといて、"今"は永遠ではないという当たり前のことにあらためて気づかされた。

アマゾンのレビューでは歴史に詳しい人とかが揚げ足をとろうとしているけど、

別に著者はあと数年で世界が劇的に変わると予言して「すげー」って言われたいんじゃなくて、

その可能性があるから今から準備をしておくべきだと言っているだけ。

それがあと10年後だろうが20年後だろうが、"その時"が来ると分かっているだけでも得。

日本には昔、ちょんまげをした武士がいた時代が確実にあった。

その頃に生まれてたら、将来の夢は立派な武士になること。

でも現代、立派な武士になりたいなんて言う奴を見たことはない。

当時ちょんまげを切り落として次の時代を迎えることを予測していた者はいただろうか。

確実に時代は変化していく。

今と同じ状況がずっと続くなんてありえない。

つい10年前と今を比べても世界は全く変わっていることに気づく。

10年前と言ったら僕は18歳か。

・・・プータローだったかな。

その頃はパソコンとは無縁で、求人誌を開きなるべく家から近くて給料がいい仕事を探していた。

職につき、毎日汗水不満たらして頑張ることが「善」とされる風潮。

というかそれが常識とされていた。

なるべくいい職に就くために学歴は絶対必要と言われていた。

でも数年前、そんなことは全く役に立たないことに気づき始める。

ニュースで見るリストラ、そして生まれる高学歴ニート・・・さらば終身雇用。

さらにインターネットの普及で、一部のお年寄りを除いてもはや万人の生活の一部になった。

生まれた瞬間からFacebookのタイムライン上に顔写真が掲載され、ネットデビュー。(親によって)

以前はパソコン=一部のオタクのものだったのが、もはや誰でもやる時代。

分からないことがあれば、おばあちゃんに聞く前にGoogleで検索。

勉強しろ!となんの根拠もなく先代がそうしてきたからという理由でただ言っている高学歴の大人。

「で?勉強すれば年収400万円のやりたくもない仕事ができるの?」

って言われても何も言い返せなくなってきた。

 

今後数年でどう変わるかは誰にも分からないけど、変化が来ることは確実。

そこで著者は次のように主張している。

「2024年、会社はなくなる」

これは決して2024年になったとたんに全ての会社が一気になくなるのではなく、

CDが出てもレコードがあるように、ゆっくり気づかないうちに消えていくと言う。

これには100%賛同できるわけじゃないけど、確かにおもしろい考え方だと思った。

  • 成熟期を迎えた会社では人が育たない
  • 会社では無から有を生み出す経験ができない
  • 一部の仕事をしている社員が抜けると会社には何も残らない

以上が主な理由。

そしてなにより資本主義自体が終わるのではないかという見方。

そして日本と中国、アジアの今後の予測から、今後に備えて今何をすべきかのヒントが得られた。

全ての予測には科学的根拠はないけど、おもしろい考え方の1つとして頭に残る1冊だった。

2022―これから10年、活躍できる人の条件 (PHPビジネス新書)

4つ星

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この記事の著者

kazushi釣りと生き物をこよなく愛するWEBデザイナー

釣りと焼酎が好きなWEBデザイナー。夜な夜な真っ暗な部屋で水槽を眺めながら呑んでいます。最近のマイブームはハンドメイドルアー制作。琵琶湖のほとりでひっそりとWEB制作事務所を営んでいます。

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