28歳既婚♂が思う東京ディズニーシー

トイストーリー・マニア

 

まず最初に断っておきますが、ディズニー好きの人は絶対に読まないで下さい。

気分を害する可能性があります。

 

先日、東京ディズニーランドとシーに行ってきた。

これはディズニーランドを楽しめなかった男の悲劇。

元はと言えば山梨県に釣りに行くことになった事から始まった。

ディズニーのキャラクターに全く、それこそまっっっっったく興味が無いので、

これまで一度たりとも「ディズニーランドに行きたい」と思ったことはなかった。

車で1時間程度で行ける距離にあれば過去に一度は行ってみたかもしれない。

でも生まれ育った岐阜からは高速飛ばして5時間ほどかかる。

そこまでして行く価値があるとは到底思えなかった。

それでもどうしても1回は行ってみたいという嫁のため、

そして子供ができる前に行っといたほうがいいよと言う周りの意見を信じて、

山梨に釣りに行くついでに、そのまま千葉まで行ってしまおうと考えた。

 

楽しい楽しい釣りを終え、このままあと2日間も釣りしたいと思う気持ちをぐっと堪えて東京に向かう。

はっきり言って道中はなんのワクワク感もない。

ただ一つだけ、ディズニーランドのサービスや接客をこの目で見てみたいという思いはあった。

ここまで多くのファンを虜にするディズニーランドにはどんな秘密が隠されているのか。

「ディズニーランドに勉強に行こう」

今回はこう思うことで割り切ることにしたとたん、少しは楽しみになってきた。

もちろん、たてまえの顔は用意してある。

嫁の前では純粋に楽しんでいるフリをしていた。

 

初日はディズニーシー。

到着すると人人人で心が折れそうになる。

とりあえず定番の場所で写真を撮ってもらうんだけど、こういう時どういう顔をしていいか分からない。

ディズニーシー

 

引きつり笑顔で写真を撮った後、真っ先に目に飛び込んできたのはミッキーの耳。

「今日一日、あなたもこれでミッキーになれますよ」ってか?

これが1,000円ってか!

悪いけどこれは諦めてくれ。

IMG_9183

 

はっ!

ここですでに僕達が恐ろしい魔法にかかっている事に気付かされる。

これじゃあ、まるでオレがケチな人みたいじゃないか。

オレは間違っていない。

どう考えても1,000円で買うもんじゃないだろ。

入場してたった10分で洗脳されてんじゃねーぞ!

だが周りを見回すとみんな大きな耳を生やして満面の笑み。

中学生・高校生の若者たち、家族連れ、カップル。

みんなそれを喜んで買っている。

巷では不景気不景気言われてるのがまるで嘘かのように、ここでは金銭感覚が狂っている。

 

さて、まずは何をしようか。

ディズニーシー初心者の2人はどこに何があるかも分からない。

大きな園内MAPを広げてとりあえず近そうなところから・・・。

・・・っておい。

180分待ちって何?

バカじゃねーの?

ありえへん。

できるだけ待ちが少ないのを探した。

人生初のアトラクションはくっそ面白くも無い宝探しみたいなゲームだった。

地図を頼りに進んでいく。

やばい。

どう考えても対象年齢12歳までやろ。

IMG_9193

 

そうか。

待ちが短ければ短いほどクソみたいな内容なんだな。

まぁ考えてみれば当然か。

よし、それならここは180分待ってみようじゃないか。

清水の舞台から飛び降りる覚悟で180分の大行列の最後尾に飛び込んだ。

トイストーリー・マニアというアトラクション。

ここからがとにかく長い。

普通に考えてみて欲しい。

180分イコール3時間。

3時間待つということがまるで当たり前であるかのような空気。

僕は何かを待つ時間が一番無駄な時間だと思っている。

周りからは「まだまだだねー」の声。

当たり前だろ!

3時間を甘く見るな!

金を払って、人混みに飛び込んで、ひたすら待つ。

本当に狂っているとしか言いようがない。

ようやく僕達の番が来た。

これだけ待たしたからには180分の待ちがチャラになるぐらい楽しいことが待っているんだろうな。

シートベルトを締める。

出発。

そうかそうか、これはシューティングゲームなんだな。

的はどこだ!おらおらおらおら!・・・。

ふ~。

さぁて僕の得点は?

IMG_9208

 

よっしゃー!勝ったー!

ん?ちょっと待って。

これって前にどこかでやったことがあるよ。

あぁそうか。

イトーヨーカドーのゲームコーナーでやったシューティングゲームにそっくりなんだ。

そうかそうか、納得納得。

僕はたった3分のシューティングゲームをするために180分も待ったんだね。

頭おかしいね。

狂気の沙汰。

あ・り・え・な・い!

 

さぁ、とくに何もしてないけどもう昼だね。

腹も減ったし飯にしよう。

アトラクションはあれだけ並んでるのに、飯は待ち無しですんなり食えた。

IMG_9214

 

ランチは二人で3,000円。

ってことはディナーはもう少し覚悟しておいたほうがいいな。

腹もふくれたし、次は何に並ぶ?

 

もう夜・・・か。

これだけ多くの時間を無駄に過ごしたと思える日は久しぶりだ。

でもスタッフの対応はとても気持ちがよく、さすがめちゃくちゃ教育されている。

ディズニーランドという夢の国にいるという魔法が解けてしまわないよう、

社員全員で特別な国を演出している。

試しに道を尋ねてみると、なんかのキャラクターかのようなしゃべり方で丁寧に、楽しく教えてくれる。

男のスタッフも女のスタッフも、話すと必ず気分が良くなる人ばかり。

一度話しかけたスタッフは、別の所ですれ違う時にもちゃんと顔を覚えていてくれる。

これだけ客だらけの中、顔を覚えておくってのはとてもじゃないけどやる気ない奴には無理。

社員全員が楽しそうに働いているのが本当に羨ましかった。

 

初日のディズニーシーもいよいよクライマックス。

パレードみたいなことをやると言うので、見学できる場所に座って待機。

イルミネーションのショーが始まったけど、見えるのは半分人の頭。

なんやねん!

 

そして皆さんお待ちかね、お土産ターイム!

この頃には一日夢の国で遊んだ客全員が洗脳されきっている。

3,000円もするぬいぐるみ、800円もするキーホルダー、1,500円もするコップ。

この値段が馬鹿馬鹿しく思えるのは僕だけのようで・・・。

それらが流れ作業のごとく売れていく。

見ていて本当に凄いと思った。

中には僕と同じことに気付いている男性もいるみたいだけど、彼女の手前見栄張っちゃうんすよ。

とくに付き合って間もない時って。

笑顔が引きつってる青年とアイコンタクトで分かり合えた時はほっとした。

嫁はこれを欲しいと言ったので、せっかくかかった魔法が解けないように買ってあげた。

ちなみに僕にはゴミにしか見えないこのぬいぐるみも1分に1個ぐらいのペースで売れていた。

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ディズニーシー。

確かに雰囲気は非日常。

ディズニーシー

トイストーリー・マニア

 

でもやっぱりディズニーに興味が無い僕にはどう頑張っても楽しいと思える場所ではなかった。

楽しむことを目的とする場合、ディズニーに興味無い男性には絶対にお勧めできない。

僕は誰がなんと言おうと二度と行かない。

女性や子供を楽しませることを目的とする場合、お金に余裕をもっていくほうがいい。

3,000円もするアホみたいなぬいぐるみを普通に欲しがるので、カツカツで行っても顔が引きつるだけ。

そして相当だるい一日になることを覚悟しておく必要がある。

大人が楽しめる場所って言うけど、本当なのか?

高い金出して行ったから「楽しかった」と言わざるを得んだけなんじゃないか?

 

明日はディズニーランドへ行く予定になっている。

「ランドやめて釣りにいかない?」

何度言おうと葛藤したか。

だが約束は約束。

今回はこの笑顔が目的なんだから、ミッション達成だな。

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これが一般的に言われる家族サービスってやつなんですね。

明日も家族サービス頑張ります。

そしてディズニーさん、明日も勉強さしてもらいますっ!

恐怖のディズニーランドへ・・・。

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この記事の著者

kazushi釣りと生き物をこよなく愛するWEBデザイナー

釣りと焼酎が好きなWEBデザイナー。夜な夜な真っ暗な部屋で水槽を眺めながら呑んでいます。最近のマイブームはハンドメイドルアー制作。琵琶湖のほとりでひっそりとWEB制作事務所を営んでいます。

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