下手したらこっちが持っているのは直定規なのに、相手は三角定規で測っているときもある。
こっちが持っているのは100cmまで測れても、相手は30㎝までしか測れないこともある。
もちろんその逆も。
・・・要は、他人との考え方の食い違いでトラブっている。
「普通に考えたらそんなことすぐ分かるやろ」
って言われても、オレには全然分からない。
そもそも相手の言う"普通"がオレにとっては考えもよらないこと。
そしてオレの言う"普通"は、相手にとっては非常識だと言う。
こうなると後は意地の張り合い。
でもよくよく考えると、今まで生きてきた環境が多少なりとも違うんだから、
考え方の基盤となるものが違って当たり前。
よくテレビで手のひらほどの大きさの幼虫を食ってるの見ると普通じゃないって思うけど、
現地の人にとっては全然普通で、オレがタコを食うのと同じ感覚。
どうしてタコを食べるかなんて、そりゃ美味いからだし、タコは食べる物だから。
でも幼虫がどれだけ美味いと説得されても、オレにとって幼虫は食べるものじゃない。
美味いかどうかの問題じゃない。
幼虫を食べるなんて考えられない。
見た目で言えばタコも幼虫もどっちも気持ち悪いのに。
まぁこれは極端やけど、これと似たようなことなのかな。
生まれた国は同じでも、親や兄弟、友人や先生、時代など今まで育ってきた環境はみんな違う。
だから"普通"の感覚も違ってくる。
そもそも持っているものさしが違うんだから話にならない。
相手が30年も年が離れた人なら特に。
でもまぁ、次会う時には喉の奥に手突っ込んででも「はい分かりました」を吐き出そうと決意した。
オレが思う"普通"を基準に話していたらいつまで経っても埒が明かない。
とにかく今は前に進みたい。
幼虫を食うほど納得いかないけど。
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この記事の著者
いや、強そうやでやめとく(>t<)
素敵なタイトルにグッときたよ。
そうね。内容にも納得。カズ君とケンカしてみたい感じ。