- 2014-12-19
- 愛犬リム (パピヨン♀)
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2014年12月13日 15:40。
我が家の愛犬が天国へ旅立った。
元々捨て犬だったパピヨンのリムは、僕の友達の友達に拾われた。
リムという名前は拾った人がつけた名前。
ペット禁止のアパートで大家に見つかり、飼い主を探しているという話が僕のところに回って来た。
はじめてリムと対面した時、僕は連れて帰らずにはいられなかった。
当時19才で実家暮らしだった僕は親に嘘をついた。
「友達が1週間だけ旅行で、預かってほしいと言われたから1週間だけ面倒見ないかん」と。
僕の部屋にはじめて来たリムは、部屋の角でずっとブルブル震えていた。
餌を与えてみても、水を与えてみても、5日間ぐらいは何も口にしなかった。
一度人間に捨てられた経験がトラウマとして残っていたのかもしれない。
ようやく心を許してくれたのか、はじめて僕の手からチーズを食べてくれた時は本当に嬉しかった。
1週間後、両親にこう話した。
「友達が近いうちに引っ越すらしいでこのまま飼ってくれへん?って言われたんやけど、どうしよう」
もしかしたら両親も最初から僕が嘘を付いていると分かっていたんだろうと、今は思う。
まぁいいよ、とリムを家族として迎えることを許してくれた。
約10年前の話。
僕が健康でいられる以上、いつかはこの日が来るとは分かっていたつもりだった。
それでもただ寝ているようにしか見えず、本当に信じられない。
命ってなんなんだろうと思う。
別に昨日までのリムと見た目は何も変わらないのに、動かないし冷たい。
意味が分からない。
本当にただ寝ているだけにしか見えないのに。
葬式と火葬で見送った。
もう2度と会えないし触れることも出来なくなってしまった。
本当にありがとう。
これ以上の言葉が見つからない。
何十年後かにまた会おう。
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