ヤクザがマフィア化し、ごく普通の若者が「半グレ集団」として犯罪に手を染める。
ヤクザ崩壊 侵食される六代目山口組 (講談社プラスアルファ文庫)
近年、暴力団に対する取り締まりは強化され、
暴力団だと分かった時点で普通に結婚式すら挙げられなかったり、
同じ犯罪を犯しても暴力団は一般人に比べて刑期が割り増しになるなど、
暴力団に入ること自体が大きなデメリットになる今、
組には属さずITを駆使して犯罪に手を染める「半グレ」と呼ばれる若者が増えてきた。
しかもこの半グレ達は、元暴走族などの悪ガキばかりでなく、ごく普通の若者であることが多い。
暴力団と言えば昔からの悪ガキの最終就職先みたいな感じだったけど、今は違う。
薬物犯罪や振り込め詐欺などは、ごく普通の若者が行っていることが多いらしい。
あまり大きな声では言えないけど、大麻やMDMAといった薬物は欲しいと思えば簡単に手に入る。
たぶん誰だって、"知り合いの知り合い" ぐらいまで辿れば案外持ってる奴いる。
そこには暴力団の影はなく、例えば普通の大学生とかが栽培してたりもする。
案外身近に振り込め詐欺してる奴がいるかもしれない。
それだけ犯罪が身近なものになってきているのが現状。
でもこのような半グレ達は、実態が明らかじゃないから取締りが難しい。
暴力団は警察である程度名簿があったりと管理されてるけど、半グレはどこの誰だか分からない。
組織なのか個人なのかさえも分からない。
犯罪がどんどん難しくなってきているようです。
今後どんどん若い「半グレ」が現れ、これまでのヤクザのしのぎを奪ってしまうと、
もしかしたらタイトルのようにヤクザ崩壊の時が来るかもしれない。
でも僕個人的には、その日が来る前に暴力団の存在自体を取り締まる法律が必要だと思う。
犯罪集団であることは間違いないのに、存在自体は国公認って・・・矛盾しているのでは?
どの道「ヤクザ」という存在は消え、「マフィア」になるだろうという推測は僕も同感です。
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