サヴァン症候群について興味を持ったので。
どれだけ練習してもヒゲを剃れない。
(左手で頬をひっぱって右手で剃刀を使うことが上手く出来ず肌を切ってしまう)
友達に「ジュースは?」と言って缶ジュースを差し出されても意味が分からない。
(ちゃんと「ジュースを飲む?」って言われないとダメ)
このように僕たちが日常で感覚的に分かることが分からない。
・・・その変わり、言語感覚・記憶力・計算能力がハンパない。(1:30までに驚かされる)
この本の著者であるダニエル・タメットも円周率を22,500桁以上を暗唱したり、
世界10ヶ国語を話す(1週間で他国の言葉を100%理解する)天才で、サヴァン症候群です。
本書はそんな彼の幼少期から現在に至るまでの生活がほとんどを占めています。
この本を読んで強く感じたのは、別に人と同じゴールを目指してるわけじゃないんだから、
人と違うことをしていても全く問題ないなということ。
つまり誰かに笑われたとしても、「別にお前と同じゴール目指してね~し」って言えばいいなってこと(笑)
人と上手く馴染めない障害のため、幼少期には友達もできずいじめられたそうですが、
別に外で友達と元気に遊ぶことが全てではないと思うし、本人が選んで一人遊びしていたわけで。
一人で計算遊びしているのが一番楽しいなら、別に何の問題もない。
本人にしか分からない幸せがそこにあった。
「幸せ」のかたちは人それぞれ。
最後に・・・
どうしても著者につっこんでおきたいことがある。
「小数点以下19,437桁から19,453桁までにある、・・・99992128599999399・・・。
ぼくは円周率22,500桁の中でこの部分が一番気に入っている。」
なにが!?
これも"数字が風景に見える"著者にしか分からない感覚だな。
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